【地主さまへ】底地について…まとめ

一般的に、底地の市場価格は相続税評価額よりも低い金額になってしまいます。
例えば底地の評価が更地価格の30%であっても、市場価格は10~15%程度になると言われています。
これはあくまでも一例で、底地の売却価格は一律の評価ができるものではありません。
借地人さんとの関係・借地契約の内容や周辺環境などによって、結果は大きく変わってくるのです。

このように、底地の売却価格は取り巻く状況により異なり、ひとつとして同じものはありません。
近年では、ほとんどの方が物納より相続前に売却することを選んでいます。
相続税の評価が、高い基準の下に計算されるというのも大きな理由の一つですが、それだけではありません。

祖父・曾祖父の時代に知り合いだからと安く貸したような底地の場合、当時の人間関係が今も同様に続いていることは稀な事です。
借地権も相続され、面識が全くない人が借地人だということも多いのではないでしょうか。

最近底地を売却された地主さんは、皆さん同じような事を言われていました。

『面倒なことを、子供たちに残したくない』

この言葉に尽きるのではないでしょうか。

 

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