【実録大家24時:その①】消えたリフォーム費
本日は【実録大家24時】シリーズの第一弾になります。
これは私の知り合いの大家Gさんの話です。
数年前になりますがGさんより電話があり
Gさん「1年間空室のままで中々入居者が決まらない部屋があるんだけど、何とかならない?」
私「あの物件で1年も募集して埋まらないなら家賃が高いか広告費が安いかじゃないですか?」(Gさんの物件は以前から僕も知っていましたが普通に募集すればすぐに埋まる物件です。)
Gさん「そんなことないと思うけどなぁ。リフォーム費用もかなりかけて水回りとか全部代えて家賃は上げずにそのままだし、広告費も他の部屋が決まった時と同じにしているから。」
私「内覧は1年間でどれくらいありました?」
Gさん「多分1回もなかったかな」
私「それはおかしいでしょ!管理会社に募集状況とか何で決まらないのかとか聞いてみたらどうですか?」
Gさん「なんか気を悪くさせたら悪いし。・・・」
私「いやいや、その条件で1年も埋まらないのはおかしいですし、気が悪いのはGさんの方でしょ!?何か原因があるはずだから担当者に電話して聞いた方がいいと思いますよ。」
Gさん「分かった。電話してみるわ。」
という感じで電話を切ったのですが、数時間後に再びGさんから電話が・・・
Gさん「管理会社に電話したら俺が自己使用すると聞いていたから募集をストップしていたって。
そんな事言ってないって言ったら当時の担当者は辞めていて引き継いだだけだから把握できてなかったから、すぐに募集してくれるらしいわ」
私「色々つっこみ所がありますけど・・・ちなみにGさんリフォーム費用ってどこに払いました?」
Gさん「担当していた子が個人的に付き合いのある工務店に安く依頼してくれるって言うから直接現金でその子に渡した。」
私「・・・領収書は?」
Gさん「ないと思う。」
私「それってその子がそのままお金を懐に入れているんじゃないですか?リフォーム終わった後、確認しました?」
Gさん「全部任せていたから見てない。さすがにリフォームしてない事はないと思うよ。」
私「一回見てきた方がいいですよ。リフォーム費を横領したから募集もできなかったんじゃないですか?」
Gさん「とりあえず管理会社に確認してみるわ」
とこんな感じで電話を終わったのですが後日Gさんから事の顛末を聞くと、やはりリフォームは実施されておらず担当者がリフォーム費をもって逃げていました。
管理会社も把握していなかったとの事。
Gさんはすごく気の良い方ですが、ちょっといい加減なところもあって今回はいい勉強になったと言っていました。笑
管理会社は担当者が勝手にやったことで責任はないとのスタンスらしいです。
(現金手渡しで領収書もないので金銭授受の証拠もないですから強気なのでしょう)
まぁそれに対して怒らないGさんも個人的にはどうなのかなと思ってしまいます。
金銭の支払いはできるだけ振込にして領収書は必ずもらいましょう。
それでは今回はこの辺で!
≪≪≪≪株式会社日成開発のホームページはこちら≫≫≫≫
≪≪≪≪不動産お役立ちサイトはこちら≫≫≫≫