【実録大家24時:その③】悪質滞納者
皆さん、こんにちは。本日は悪質滞納者についてお話しします。
私が以前、勤めていた会社で管理していたアパートに入居初月から家賃を払わない方がいました。(この物件は大家さんの意向で保証人、保証会社無しでの契約でした。)
この方、悪知恵が働く方でそもそも家賃を払う気が最初からなかったのです。
大家としては滞納をしていて、かつ悪意があったので即退去と言いたいところですが現在の法律では家賃を払わないからと言ってすぐに強制的に退去させる事はできず、悪意ある入居者でも家賃を払わずに半年前後は居座ることが可能なのです。
この入居者、部屋に荷物はほとんどなく半年ごとに転々としているようでした。
大家さんには、その旨を伝え退去させるにあたり多少、荒っぽい方法から正攻法なやり方まで数パターンの対応策を提案しました(すべて合法です。笑)
大家さんとしてはトラブルも避けたいし時間がかかってもいいので正攻法(明け渡し訴訟)で退去させてほしいとの事でした。
しかし明け渡し訴訟をすれば、確実に退去まで持っていけますが期間がかかりますし、その間の管理料も入ってきません。笑
そこで大家さんの許可を得て1度だけ訴訟手続きの前に交渉させて頂く許可を得ました。
交渉のカードとして多少の明け渡し費用もOKを頂きましたので早速、交渉に行き約3時間の交渉の末1カ月以内に退去、及び滞納していた2か月分の家賃を払わせる事で合意できました。(交渉方法は企業秘密です。笑)
大家業をしていると滞納者はそれなりの確率で遭遇します。
大家さんからすれば悪意があろうがなかろうが滞納者が出てくると非常に困るわけで、それを防ぐ為にも保証会社は必ず利用しましょう。
また滞納者に対しての対応策、訴訟の段取りなどは事前にシミュレーションし、把握しておくと、即座に対応できるので良いかと思います。
悪質な入居者などでお困りの方は是非一度、弊社へご相談ください。
本日はこの辺で!